夫に疑いの目を向ける妻

「配偶者が出張といっているものの、なんだか怪しい感じがする」

「出張と偽って不倫しているのではないか」

相手が出張中に不倫かどうか調べたいと思っても、どのようにその事実を確認すればいいのか分からない方もいらっしゃるでしょう。

そこで本記事では、出張と偽って不倫している場合の見極め方や、調査方法について解説します。

目次

  1. 出張を利用した不倫の典型的な手口
    1. 出張先のホテルに相手を呼ぶケース
    2. 出張と称して実際は地元で会っているケース
    3. 出張に同伴する同僚や取引先を装うケース
    4. 長期出張を利用して不倫関係を深めるケース
  2. 配偶者が出張中に不倫を見抜くためのチェックポイント
    1. 出張先や宿泊先の情報を詳しく答えられるか
    2. 出張中の領収書や経費申請に不自然さがないか
    3. 出張先からの連絡時間帯に一貫性があるか
  3. 出張と称した不倫の証拠収集方法
    1. 出張先のホテルの利用履歴を確認する
    2. クレジットカード明細から不倫の痕跡を探す
    3. 出張先での写真やSNS投稿の矛盾を探す
  4. 探偵に依頼するメリットと注意点
    1. プロによる尾行や張り込みで不倫の確実性を高める
    2. 法的に有効な証拠を入手できる
    3. 費用相場と調査期間の目安について
    4. 悪質な探偵業者を避けるためのチェックポイント
  5. 不倫の証拠が出たときの対応方法
    1. 証拠を元に冷静に話し合う準備をする
    2. 離婚を選ぶ場合の進め方と注意点
    3. 慰謝料請求に必要な条件と証拠の活用方法
    4. 子どもへの影響を最小限にする工夫
  6. 出張不倫にまつわる法律知識
    1. 不倫が認められる法的な定義
    2. 慰謝料請求の条件と金額相場
    3. 離婚調停・裁判で必要な証拠の種類
    4. 配偶者だけでなく不倫相手への責任追及
  7. 出張不倫の調査を探偵に依頼して疑念や不安を解消しよう

出張を利用した不倫の典型的な手口

スーツケースと空港

当事者が不倫する場合、配偶者や関係者に知られないよう、さまざまな手段が用いられます。

出張も不倫に利用されるケースが多いため、注意しなければなりません。

ここでは、出張を利用したよくある不倫の手口を紹介します。

出張先のホテルに相手を呼ぶケース

出張不倫で特に多いのが、宿泊先のホテルに不倫相手を呼び込むケースです。

出張は、仕事の一環として配偶者から疑われにくい点を逆手に取っています。

ホテルは完全なプライベート空間であり、外部の目を気にせず二人きりで過ごせるため、不倫にとって理想的な場所といえます。

また、業務後の自由時間を利用して食事や観光を共に楽しむなど、通常のデートよりも長時間を確保できます。

この手口の厄介な点は、証拠が残りにくく発覚しにくいことです。

しかし、ホテルの宿泊記録や領収書、経費精算の明細にはわずかな痕跡が残る場合があります。

例えば、一人分のはずが二人分の食事代が含まれている、宿泊日数と実際の業務日程が一致しないといった痕跡が残るケースです。

こうした細かな矛盾を冷静に探ることが、真実を突き止める重要な糸口となるでしょう。

出張と称して実際は地元で会っているケース

また、よく見られるのが、「出張」と偽って実際には地元で不倫相手と会っているケースです。

実際には宿泊を伴わず、地元のホテルや飲食店で密会している場合があります。

この手口は交通費や宿泊費が不要なため、痕跡が少なく自然に見えます。

ただし、不自然さは必ずどこかに現れます。

例えば、出張先について詳細を答えられない、仕事内容の説明が曖昧、日数や時間配分が業務と一致しない、などです。

また、会社の規模や業務内容に照らし合わせて、出張が頻繁すぎる場合も疑うべきといえます。

一見地味な手口ですが、不倫の発覚が遅れやすいため、注意が必要です。

出張に同伴する同僚や取引先を装うケース

巧妙な手口としては、不倫相手を「同僚」や「取引先」と偽って同行させるケースがあります。

業務の一部に見えるため、周囲に不信感を抱かせにくく、配偶者からも自然に受け止められてしまいます。

移動や宿泊を共にしても、表向きには「仕事関係者と一緒」と説明できるため、不倫の実態を隠しやすいのです。

しかし、こういった場合でも、不自然さは必ずあらわれます。

例えば、実際には業務に関係のない人物が経費精算に含まれている、宿泊代や飲食費が二人分になっているといった点です。

また、会話の中で具体的な業務内容や同行者の立場を説明できない場合も、怪しいでしょう。

この手口はカモフラージュしているため一見見破りにくいですが、違和感を積み重ねることで真相に近づけます。

長期出張を利用して不倫関係を深めるケース

長期出張は、不倫関係を一気に深める絶好の機会として利用されやすいといえます。

数日から数週間の出張では、業務の合間や終了後の時間を活用し、旅行のように過ごすことが可能です。

宿泊や食事を共にし、観光まで楽しむことで、通常の不倫関係では得られない濃密な時間を築けるのが特徴でしょう。

通常の不倫では限られた時間しか会えない場合が多いですが、長期出張ではその障害が取り払われ、短期間で一気に関係が深まります。

また、配偶者が確認できない状況で過ごすため、不倫が長期間続きやすい傾向があります。

帰宅後に態度の変化や、出張報告と行動に矛盾が出ることが、不倫を疑うきっかけになることも少なくありません。

出張から戻った後の言動や雰囲気の違いを敏感に察知することが、真実を見抜く手がかりになります。

配偶者が出張中に不倫を見抜くためのチェックポイント

虫眼鏡とペンとチェックリスト

ここでは、出張中の不倫を見抜くためのポイントを紹介します。

出張先や宿泊先の情報を詳しく答えられるか

配偶者が本当に仕事で出張しているなら、行き先や宿泊先について具体的に説明できるはずです。

しかし不倫を隠している場合、出張先の地名やホテル名を曖昧に答えることが多くなります。

例えば「東京のどこかのホテル」や「会社が手配したからよく分からない」といった曖昧な回答が繰り返されると、不自然さが際立ちます。

実際に仕事であれば、打ち合わせ先の会社名や利用する交通手段、宿泊先のホテル名などを把握しているのが通常です。

もしそれを説明できないのであれば、嘘をついている可能性を疑うべきでしょう。

また、行き先を答えても詳細を誤魔化す、質問されると怒るなどの反応も要注意です。

小さな違和感が積み重なることで、不倫を隠しているかどうかが見えてきます。

出張中の領収書や経費申請に不自然さがないか

配偶者の出張に関する領収書や経費精算書には、思わぬ痕跡が残ることがあります。

通常であれば、交通費や宿泊費、食事代は業務内容と一致しているはずです。

しかし不倫相手と過ごしている場合、複数人分の飲食代が含まれる、宿泊費が相場より高いといった不自然な点が現れやすいのです。

例えば「一人で食事した」と言いながら、二人以上のコース料理やアルコール代が計上されている場合、不倫の可能性があるでしょう。

また、実際の業務日数より宿泊日数が多い、交通手段が業務に必要な範囲を超えているといった点もサインです。

経費精算やクレジットカードの明細は、本人がごまかそうとしても完全には隠せないことが多く、証拠になりやすいため、チェックすべきポイントといえます。

出張先からの連絡時間帯に一貫性があるか

出張中であっても、業務が終わればある程度の時間に連絡が取れるはずです。

しかし不倫をしている場合、特定の時間帯だけ連絡が取れない、急に音信不通になるなどの不自然な状況が起こります。

例えば「会議中だった」「疲れて寝ていた」といった言い訳が頻繁に繰り返される場合は要注意です。

本当に会議や業務があれば、一時的に連絡が取れないことはあっても、毎回同じような時間帯に音信不通になるのは不自然です。

また、不倫相手と過ごしている時間帯に限って電話に出ない、メッセージの返信が極端に遅いといった行動は典型的な兆候です。

逆に、普段よりも過剰に頻繁な連絡をしてくる場合も、疑うべきです。連絡の一貫性を観察することは、不倫を見抜くための重要な判断材料になるでしょう。

出張と称した不倫の証拠収集方法

男女の写真を隠れて撮影する探偵

配偶者が出張と偽って不倫をしている場合、どのように不倫の証拠を集めればいいのでしょうか。

ここでは、出張に関する不倫の証拠の収集方法を解説します。

出張先のホテルの利用履歴を確認する

出張不倫を見抜く上で有効なのが、宿泊先のホテルの利用履歴を調べることです。

出張であれば会社が予約している場合も多いため、ホテルの領収書や予約確認メールなどに記録が残ります。

これを確認することで、本当にそのホテルに宿泊したのかがわかります。

一方で、不倫相手を同伴している場合には、部屋の種類や宿泊日数が通常の出張とは異なることがあります。

例えば、一人利用で十分なはずなのにダブルルームを予約していたり、業務終了後の宿泊日数が不自然に多かったりするケースです。

さらに、ホテルの会員カード利用やポイント履歴から、実際に利用した痕跡を確認できることもあります。

クレジットカード明細から不倫の痕跡を探す

クレジットカードの利用明細は、不倫を見抜くための有力な証拠となります。

出張中の支出であれば、交通費や宿泊費、出張先での食事代が中心となるのが自然です。

しかし実際には、不倫相手との豪華な食事や観光、ブランド品の購入などが記録されている場合があります。

また、一人では消費しきれない金額や、複数人分の料金が計上されているケースも怪しいポイントです。

さらに、出張先と無関係な地域での利用履歴や、業務時間には不自然なショッピング記録が残っていることもあります。

カードの履歴は時系列で残るため、本人の言い分と照らし合わせれば矛盾が浮かび上がりやすいのです。

領収書よりもごまかしにくいカード明細は、不倫調査における強力な手がかりといえるでしょう。

出張先での写真やSNS投稿の矛盾を探す

出張中の行動を確認する手段として、SNSや写真投稿の矛盾を探す方法もあります。

最近では出張先での様子をSNSに投稿する人も多いですが、不倫を隠している場合にはそこに不自然さが現れることがあります。

例えば、実際にはその地域にいないのに観光地の写真を投稿していたり、時間帯や天候と一致しない写真を使っていたりするケースです。

また、同行者が写っていない写真ばかりを投稿しているのも、不倫相手を隠している可能性があります。

一方で、不倫相手がSNSに投稿した写真と照らし合わせることで、偶然一致する場面が見つかることもあります。

さらに、写真のメタデータを確認すれば、撮影日時や場所の情報が分かる場合もあり、言い逃れが難しくなります。

SNSは便利な連絡ツールである一方、思わぬ証拠を残してしまうリスクも大きいです。

こうした矛盾を丹念に探ることが、不倫を暴く鍵になります。

探偵に依頼するメリットと注意点

男女のシルエットと探偵

出張中に配偶者が不倫しているかどうかをチェックする方法を紹介しましたが、それだけで不倫を実証するのは難しいといえます。

そこでおすすめしたいのが、不倫調査を探偵に依頼することです。

ここでは、不倫調査を探偵に依頼するメリットと注意点について詳しく解説します。

プロによる尾行や張り込みで不倫の確実性を高める

探偵に依頼すれば、尾行や張り込みなどの専門技術を駆使して、不倫に関する確実な情報を得られます。

配偶者が出張先でどのような行動をしているか、誰と会っているかを正確に把握できるためです。

不倫調査を自力で行うのは限界がありますが、例えば自分で尾行した場合、発覚やトラブルのリスクが高く、証拠としての価値も低くなることが多いです。

一方、探偵の専門調査は合法的かつ安全に実施され、証拠の確度も高いのが特徴です。

特に出張中の短時間や夜間の行動など、自力では把握しにくい場面でも、専門家の技術で漏れなく確認できます。

正確な尾行や撮影により、後の慰謝料請求や離婚調停にも有効な証拠を揃えられることは、探偵に不倫調査を依頼する大きなメリットです。

法的に有効な証拠を入手できる

探偵に依頼するメリットの一つが、法的に有効な証拠を入手できる点です。

裁判や慰謝料請求では、写真や映像などの客観的証拠が極めて重要です。

自力で撮影した写真や音声は、証拠能力を否定される場合も少なくありません。

しかし、探偵が撮影した証拠は、撮影方法や日時の記録も含めて適正に取得されるため、法的効力が高くなります。

そのため、慰謝料請求や離婚調停の場面で、不倫の事実を明確に示せるようになります。

また、探偵は調査報告書を作成する際、証拠の保存方法や記録形式も法律的に有効となるよう注意してまとめます。

そのため、後の手続きで証拠能力が否定されるリスクが大幅に低減します。

安心して不倫の真実を確認できる点は、大きなメリットといえるでしょう。

費用相場と調査期間の目安について

探偵への調査依頼には、費用と期間が発生します。

調査費用は調査内容や対象の行動範囲、出張先の距離や期間によって変動します。

例えば、短期間で局所的な尾行のみを依頼する場合は比較的安価ですが、長期出張や複数人の同行調査が必要な場合は費用が増える傾向にあります。

調査期間も同様に、対象者の行動パターンや出張スケジュールに応じて変動します。

そのため、依頼前に見積もりを詳細に確認し、調査内容と費用のバランスを理解しておくことが重要です。

費用や期間の目安を把握しておくことで、調査結果を有効に活用でき、無駄な出費を防げるでしょう。

悪質な探偵業者を避けるためのチェックポイント

配偶者が不倫しているかどうか調べるには、探偵の力を借りるのがおすすめです。

ただし、探偵業界には悪質業者も存在するため、注意が必要です。

例えば、料金体系が不明瞭、成果報酬を過度に強調する、調査方法を詳しく説明しない業者には気を付けなければなりません。

優良な探偵業者は、調査計画の詳細や報告方法、費用の内訳を丁寧に説明してくれます。

また、信頼できる業者を選ぶためには、実績や口コミを確認し、過去の依頼者の評価を参考にするのがおすすめです。

さらに、契約書の内容をしっかり確認し、調査範囲や費用、キャンセル条件などを明確にしておくことも重要でになります。

不明瞭な点がある場合は、遠慮せず質問し、納得できない場合は契約を避けるべきです。

探偵を慎重に選ぶことで、安心して不倫調査を依頼し、確実な証拠を入手できる環境を整えられます。

不倫の証拠が出たときの対応方法

報告書

探偵に調査を依頼して不倫の証拠をつかめた場合、どのように対処すればいいのでしょうか。

ここでは、不倫の証拠が出た後の対応方法を解説します。

証拠を元に冷静に話し合う準備をする

不倫の証拠が揃った場合、感情的に行動すると事態が悪化することがあります。

感情的な言葉や非難だけで話し合うと、相手が身を守ることに必死になり、解決が難しくなるためです。

まずは証拠を整理し、冷静に話し合う準備を整えましょう。

写真や映像、領収書、SNSの記録など、客観的な証拠を基に事実関係を明確にします。

また、話し合いの際は事実確認を優先し、感情的な表現は控えることがポイントです。

必要に応じて第三者の専門家に相談することも一つの手段です。

冷静な対応は、慰謝料請求や離婚手続きなど後の法的手段にも有利に働きます。

状況を客観視し、計画的に行動することが、問題解決の第一歩となります。

離婚を選ぶ場合の進め方と注意点

不倫が原因で離婚を検討する場合、計画的に対応しなければなりません。

離婚する場合は、財産分与や親権、養育費の取り決めが必要になるためです。

離婚手続きは感情的になることなく、証拠を基に法的に有効な手順で進めることが大切です。

また、以下のポイントも意識しておきましょう。

  • 離婚調停や裁判を想定し、必要な資料や証拠を整理しておく
  • 親権や養育費については、子どもへの影響も含めて慎重に判断する
  • 弁護士などの専門家に相談し、計画的に手続きを進めてトラブルや不利な条件を避ける

感情に流されず、法的に正しい手続きを重視することが、円満な解決への近道となります。

慰謝料請求に必要な条件と証拠の活用方法

不倫について配偶者や相手に慰謝料を請求する場合、配偶者の不貞行為が事実であると証明しなければなりません。

写真や映像、SNSの投稿、領収書など、客観的証拠が揃っていれば請求の正当性が高まります。

証拠を整理する際は、日時や場所、相手の行動を明確に記録しておくこととあわせて、証拠の保全方法も弁護士と相談して適切に管理する必要があります。

また、婚姻関係が破綻していない状態で不倫が発覚した場合、慰謝料請求が認められやすくなります。

なお、請求額は不倫の期間や精神的被害の程度、財産状況などを考慮して算定されます。

確実な証拠を基に請求を行えば、裁判や交渉でも有利な立場で対応可能です。

子どもへの影響を最小限にする工夫

不倫発覚後の話し合いや手続きは、子どもに大きな影響を与える可能性があります。

子どもへの心理的負担を軽減するため、夫婦間の問題を直接見せず、言葉遣いや行動に配慮することが重要です。

例えば、以下のような工夫が必要です。

  • 離婚や慰謝料請求の話し合いを子どもの前で行わない
  • 夫婦間での感情的な争いを避ける
  • 生活リズムや学校生活に影響を与えないよう、日常の環境をできるだけ安定させる
  • 子どもに説明する内容やタイミングも慎重に考える
  • 年齢や理解度に応じて事実を簡潔に伝え、精神的負担を最小限に抑える
  • 親の不倫問題が原因で子どもが罪悪感や不安を抱かないよう、言動や態度に注意する
  • 心理カウンセリングや専門家の助言を活用して、子どもの心のケアを手厚く行う

夫婦間での争いを見せない、子どもに不必要な情報を伝えないことが、子どもの精神的安全を守る基本となります。

不倫が発覚した場合でも、子どもにとって安心できる環境を維持することは、親として最優先に考えるべき課題となるでしょう。

出張不倫にまつわる法律知識

弁護士のバッジを付けた男性

配偶者の出張不倫について、基本的な法律知識を持つことで、離婚や慰謝料請求などの手続きが比較的スムーズに進みます。

ここでは、出張不倫にまつわる法律知識について解説します。

不倫が認められる法的な定義

民法上、不倫は「不貞行為」として扱われます。

不貞行為とは、配偶者以外の異性と肉体関係を持つことを指し、法的には不法行為として認定されます。

単なる連絡や食事、メッセージのやり取りだけでは不貞行為とは見なされませんが、肉体関係が確認されれば法的責任が発生します。

不倫が認定されると、慰謝料請求や離婚原因として扱われる場合があります。

さらに、相手方に対しても法的責任を追及できるため、配偶者だけでなく不倫相手に対しても慰謝料の請求が可能です。

法律上の定義を理解しておくことで、適切な証拠収集や対応が可能となります。

慰謝料請求の条件と金額相場

慰謝料請求には、不倫の事実と婚姻関係の破綻度が関係します。

例えば、不倫が発覚しても、婚姻関係が既に破綻していた場合は請求が認められにくい傾向があります。

請求額は、不倫の期間や精神的被害の程度、配偶者および不倫相手の経済状況などを基に算定されます。

また、一般的な相場は数十万円から数百万円程度ですが、それぞれのケースによって異なります。

たとえ、短期間の不倫でも精神的ダメージが大きければ慰謝料は高額になることがあります。

さらに、慰謝料を請求する場合、弁護士を通して交渉することで、法的根拠を踏まえた適正な金額を請求できます。

証拠が揃っているほど、請求が認められる可能性は高くなるため、事前の調査は探偵に依頼するなど、工夫が必要になるでしょう。

離婚調停・裁判で必要な証拠の種類

離婚調停や裁判で必要となるのは、不倫の継続性を示す客観的な証拠です。

証拠例としては、写真や動画、SNSのやり取り、ホテルの領収書やクレジットカード明細などが代表的です。

これらの証拠により、単発の行為ではなく、継続的に不倫関係があったことを示すことが重要です。

証拠は撮影日時や場所、行動の具体的内容を明確に記録しておくと、裁判での信頼性が高まります。

また、調停では口頭での説明も必要ですが、客観的証拠が揃っているほど説得力が増すほか、不倫の事実を明確に示せる証拠が揃えば、離婚や慰謝料請求で有利に交渉できます。

準備を怠らず、計画的に証拠を整理することが大切です。

配偶者だけでなく不倫相手への責任追及

慰謝料は、不倫をした配偶者だけでなく、不倫相手にも請求可能です。

不倫相手が既婚者であることを知りながら関係を持っていた場合、法的責任を追及できます。

請求する際には、配偶者と同様に、証拠を揃えて不貞行為の事実を立証することが求められます。

慰謝料の額は、不倫の期間や精神的被害、関係の深さに応じて算定されます。

配偶者と不倫相手の双方に請求することで、精神的ダメージへの補償と経済的損害回復が可能です。

ただし、慰謝料請求の手続きや証拠の扱いには法律上の制約があるため、弁護士に相談する必要があるでしょう。

冷静に対応し、法的手段を駆使することで、不倫問題を解決しやすくなるでしょう。

出張不倫の調査を探偵に依頼して疑念や不安を解消しよう

寄り添うカップル

不倫は出張を利用して行われるケースがあります。

配偶者が出張を利用して不倫していると疑われる場合、おかしな点がないかチェックしてみましょう。

また、不倫を理由に離婚や慰謝料請求を考えている場合は、客観的な証拠が必要になるため、探偵に調査を依頼するのがおすすめです。

名古屋東海ファミリー探偵社では、配偶者の不倫調査にも対応可能です。

豊富な実績とノウハウを持ったスタッフが調査を行うため、不倫問題を解決できます。

ぜひ一度ご相談ください。

執筆/監修者:山内 和也

2025年10月15日

探偵調査歴20年。国内外の潜入調査、信用に関する問題、迷惑行為、企業や個人生活での男女間のトラブルなど、多岐にわたる問題を解決してきました。豊富な経験と実績を基に、ウェブサイトの内容監修や執筆も行っています。