近隣トラブルの対処法と予防策

騒音、嫌がらせ、迷惑行為、不法侵入、つきまとい、ゴミ出しトラブル――厄介な近隣トラブルは、誰にでも起こり得る身近な問題です。

令和6年中に警察に相談された家庭・職場・近隣関係のお悩み件数は288,803件を記録しており、例年25万件以上で推移しています。

これは決して少なくない数でしょう。

そして、近隣トラブルの厄介な点として挙げられるのは、加害者がすぐ近くに住んでいることです。

どこにも逃げ場がなく、感情的な対立が長期化しやすいうえに、「当事者同士で解決してください」と言われて問題が放置されてしまうことも多くなっています。

この記事では、近隣トラブルの主な種類や具体的な対処法・予防策を解説。

近隣トラブルの相談先から探偵事務所に相談するメリットまで、まとめてお伝えします。

引用元:警察庁|https://www.npa.go.jp/bureau/soumu/soudan/r06_soudan.pdf(令和7年3月13日発表)

目次

  1. 主な近隣トラブル9選
    1. 騒音トラブル
    2. 嫌がらせ・迷惑行為
    3. 悪臭・香害トラブル
    4. つきまとい・監視行為
    5. 境界線・敷地トラブル
    6. 車に関するトラブル
    7. ゴミ出し・生活マナーのトラブル
    8. ペット・動物に関するトラブル
    9. 勧誘に関するトラブル
  2. 近隣トラブルの特徴
    1. 相手と顔を合わせやすいため問題がこじれやすい
    2. 法的判断が難しい
    3. 近隣トラブルは複合的に起こることが多い
  3. 近隣トラブルが発生した際の基本的な対処法
    1. トラブルの記録を残す
    2. 家族や友だち、信頼できる人に共有する
    3. 管理会社・自治体に相談する
  4. 近隣トラブル解決のためにやってはいけない行動
    1. 直接相手の家に怒鳴り込む
    2. 相手をSNSやネット上で晒す
    3. 仕返しとして嫌がらせを行う
    4. 証拠もないまま警察に何度も通報する
  5. 近隣トラブルの予防策
    1. 住まいを購入・借りる前に確認すること
    2. 日常のマナーと配慮を心がける
    3. 適度なコミュニケーションを保つ
    4. トラブルの兆候を見逃さず、こまめに記録を取っておく
  6. 近隣トラブルの相談先の選び方とその特徴
    1. 相談窓口1:管理会社や自治会・町内会
    2. 相談窓口2:役所の生活課
    3. 相談窓口3:法テラスや弁護士
    4. 相談窓口4:ADR(裁判外紛争解決手続)機関
    5. 相談窓口5:警察
    6. 相談窓口6:探偵事務所
  7. 近隣トラブルが長期化した場合のリスク
    1. 被害がエスカレートして身の危険を感じるようになる
    2. 心身が休まらず疲弊し続ける
    3. 引っ越しを検討せざるを得なくなる
  8. 近隣トラブルの調査を探偵事務所に相談するメリット
    1. 近隣トラブル被害の証拠収集を行ってくれる
    2. 加害者の特定も可能
    3. 具体的な再犯防止策のアドバイスがもらえる
    4. 法的措置のサポートでスムーズに解決
  9. 近隣トラブルの相談は早いほど有利!当探偵事務所にご相談ください

主な近隣トラブル9選

家の影

近隣トラブルと一口に言っても、その内容は非常に幅広く、生活のあらゆる場面に影響を及ぼします。

ここでは代表的な近隣トラブルの種類を、具体的な特徴とともに詳しく解説します。

騒音トラブル

近隣トラブルの中で最も多いのが、騒音に関する問題です。

一戸建て・集合住宅、そのどちらであっても深刻化しやすくなっています。

生活音の感じ方には個人差があるため、加害者側に悪意がなくてもトラブルに発展するケースが少なくありません。

騒音の内容としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 深夜や早朝の話し声
  • テレビや音楽の音量
  • 物を落とす音や子どもの走り回る音
  • 洗濯機や掃除機の稼働音
  • ペットの鳴き声

毎日のように繰り返されることで、睡眠不足や体調不良、うつ症状につながることもあります。

嫌がらせ・迷惑行為

明らかに悪意を持って行われるのが、嫌がらせや迷惑行為です。

具体的には以下のような行為が挙げられます。

  • ポストにゴミを入れられる
  • 敷地内に物を投げ込まれる
  • 郵便物や置き配を盗まれる
  • 無言電話やインターホンの連打が続く
  • 張り紙や落書きをされる

上記のような行為は、相手の生活を意図的に脅かす行動であり、精神的ダメージが非常に大きくなります。

嫌がらせ行為はエスカレートしやすい傾向があり、最初は些細なことでも、放置するとより深刻なトラブルへ発展する可能性があります。

悪臭・香害トラブル

悪臭や香りに関するトラブルも、近年増えている近隣トラブルのひとつです。

  • 生ゴミやペットの排泄物などの悪臭
  • 換気扇から流れてくる飲食物の臭い
  • 柔軟剤や香水、芳香剤、線香などの強い香り

においは目に見えないため周囲に理解されにくいうえ、どの程度不快に感じるかは個人差が大きく、被害を訴えても軽視されてしまうことがあります。

しかし、悪臭や強い香りが継続的に続くことで、頭痛や吐き気、体調不良、睡眠障害などを引き起こす場合もあり、日常生活に深刻な影響を及ぼします。

つきまとい・監視行為

近隣トラブルの中でも特に注意が必要なのが、つきまといや監視行為です。

もし以下に思い当たる内容があれば、すでに危険な状況にある場合もあります。

  • 外出や帰宅のタイミングを見られている
  • 窓や玄関付近で頻繁に姿を見かける
  • 行動パターンを把握されていると感じる

このタイプのトラブルは、被害者のプライバシーを著しく侵害する行為であり、放置するとストーカー行為へと発展する可能性があるため注意が必要です。

こうしたトラブルは、特に集合住宅に多く見られます。

隣人や上下階の人間が、「監視しているぞ」とわざと監視行為をアピールしてくるため、より強い不快感を覚えることが少なくありません。

境界線・敷地トラブル

戸建て住宅や駐車場付き物件で多いのが、境界線や敷地に関するトラブルです。

  • 隣人が無断で敷地内に入ってくる
  • 駐車場を勝手に使用される
  • 物や植木が越境してくる

こうした問題は法律上の権利や財産に関わるため、より深刻化しやすい特徴があります。

話し合いで解決できれば良いのですが、「自分の土地だ」「昔からこうしている」と主張され、平行線になることも珍しくありません。

車に関するトラブル

車をめぐる近隣トラブルも非常に多く発生しています。

主な例として、次のような問題が挙げられます。

  • 無断駐車や迷惑駐車を行う
  • エンジンの長時間アイドリングによる騒音
  • 深夜早朝のドアの開閉音
  • クラクションの多用

また、上記以外にも、車体に傷をつけられる、タイヤをパンクさせられるといった嫌がらせ行為が行われる場合もあります。

車は生活に密接に関わる存在であるため、トラブルが長期化すると通勤や買い物など日常の移動に支障をきたすだけでなく、安全面への不安も大きくなりがちです。

ゴミ出し・生活マナーのトラブル

ゴミ出しのルールを守らない・指定日以外にゴミを出すといった生活マナーの問題も、近隣トラブルの大きな要因となります。

  • 指定された曜日や時間を守らずにゴミを出す
  • 分別ルールを守らない
  • 袋をきちんと縛らない・袋が破れている
  • 大型ゴミや粗大ゴミを無断で集積場に置く

特に一戸建て住宅では、誰がルールを守っていないのかがわかりやすいため、特定の家庭に対する不満が蓄積しやすくなります。

「あの家がいつも出している」「ルールを守っていない」といった疑念から、監視や陰口、嫌がらせに発展することも少なくありません。

生活習慣や価値観の違いが表面化しやすい点は、一戸建てならではの特徴だと言えます。

一方、集合住宅(マンション・アパート)では、「誰が出したのかわからない」ことが多く、住民同士が疑い合う雰囲気になりやすい傾向があります。

匿名性が高い分、不満が溜まりやすく、不特定多数への嫌がらせや無言の圧力といった形で問題が深刻化することもあります。

文化や生活習慣の違いが原因となるトラブルは感情的になりやすく、周囲を巻き込んだ大きな問題へと発展する可能性があるため注意が必要です。

ペット・動物に関するトラブル

ペットの鳴き声、臭い、フンの放置、散歩中のマナー違反など、動物に関するトラブルも少なくありません。

特に集合住宅では、ペット可物件であっても、管理規約やマナー違反が問題になることがあります。

注意をしても逆ギレされたり、関係が悪化したりするなど、解決が難しいトラブルのひとつです。

勧誘に関するトラブル

宗教・政治団体・訪問販売・ネットワークビジネスなどの勧誘行為も、近隣トラブルの原因となることがあります。

特に、断っているにもかかわらず繰り返し訪問されたり、特定の顧客を狙って勧誘が行われたりすると、精神的な負担が大きくなります。

主な例として、以下のようなケースが挙げられます。

  • 宗教や政治団体による執拗な訪問勧誘
  • 訪問販売や投資話などの強引な営業行為
  • インターホン越しに長時間話しかけられる
  • ポストへのチラシやビラの大量投函
  • 断った後も繰り返し勧誘される

勧誘トラブルは金銭的被害や精神的ストレスに直結しやすいため、早めに管理会社や自治体へ相談し、対応を共有することが重要です。

近隣トラブルの特徴

ご近所

近隣トラブルは日常生活のすぐそばで起こるため、当事者同士の感情が絡みやすく、問題が長期化・複雑化しやすいという特徴があります。

距離を置いて解決することが物理的に難しく、精神的な負担も大きくなりがちです。

相手と顔を合わせやすいため問題がこじれやすい

近隣トラブルは、通勤・通学・ゴミ出し・駐車場の利用など、日常生活のさまざまな場面で当事者同士が顔を合わせる機会が多くなります。

そのため、一度不満や感情的な対立が生じると、些細な出来事でも「またあの人だ」と感じてしまい、問題が長期化・深刻化しやすい傾向があります。

直接注意したことをきっかけに関係が悪化し、嫌がらせや報復行為へ発展することも少なくありません。

物理的にも心理的にも距離を取りにくい環境であることが、近隣トラブルをこじれさせる大きな要因だと言えるでしょう。

法的判断が難しい

近隣トラブルの多くは、騒音・におい・生活マナー違反・嫌がらせなど、「感じ方」に個人差がある問題です。

そのため、明確に違法と判断できないケースも多く、警察や行政がすぐに介入できないことも珍しくありません。

また、「どこからが迷惑行為なのか」「証拠として成立するのか」といった線引きも難しく、被害を受けていても泣き寝入りになってしまうことも多くあります。

客観的な証拠がなければ法的措置に進むことが難しい点も、近隣トラブルの大きな特徴のひとつです。

近隣トラブルは複合的に起こることが多い

実際の近隣トラブルは騒音だけ、嫌がらせだけ、と単独で起こることは少なく、複数の問題が同時に発生するケースが多く見られます。

例えば、騒音への苦情をきっかけに嫌がらせが始まる、ゴミ出し注意からつきまとい行為へ発展するといったように、問題が連鎖的に広がってしまうのです。

こうした状況では、当事者同士の感情が激化し、冷静な話し合いが難しくなります。

そのため、トラブルをひとつずつ冷静に整理し、全体像を把握することが解決への糸口となります。

近隣トラブルが発生した際の基本的な対処法

対処法

近隣トラブルが起きたとき、最も大切なのは初動です。

問題をさらに複雑化させないためにも、ここから紹介する「近隣トラブルが発生した場合の基本的な対処法」を参考に、落ち着いて対処してみてください。

トラブルの記録を残す

近隣トラブルにおいて最も重要なのが、事実を記録として残すことです。

いつ、どこで、どのような被害があったのかを、できるだけ具体的にノートやスマートフォンに記録しましょう。

写真や動画、音声データなども可能であれば保存しておくと、より客観的な証拠となります。

こうした記録があれば、管理会社や自治体、警察、専門家へ相談する際の説得力が増します。

家族や友だち、信頼できる人に共有する

近隣トラブルは、被害を受けている本人しか状況を知らないことも多く、孤独感を高めやすい問題です。

ひとりで抱え込まず、家族や信頼できる友だちに現状を伝えておくことも大切です。

第三者に話すことで客観的な意見をもらえたり、冷静な判断ができるようになったりするだけではなく、万が一トラブルがエスカレートした場合にも、周囲が状況を把握していればサポートを受けやすくなります。

管理会社・自治体に相談する

賃貸住宅の場合は管理会社や大家、分譲住宅の場合は管理組合や自治体に相談するのが基本です。

直接相手に注意すると、感情的な対立に発展しやすく、トラブルが悪化する可能性があります。

第三者を介して注意や指導をしてもらうことで、当事者同士の衝突を避けながら問題解決を図ることができます。

近隣トラブル解決のためにやってはいけない行動

NG行為

被害を受けると、怒りや不安から感情的になってしまうのは自然なことです。

しかし、間違った行動を取ると、かえって自分の立場を不利にしてしまう危険があります。

特に注意すべき行動として、以下のようなものがあります。

直接相手の家に怒鳴り込む

不満を直接ぶつけようと、相手の自宅に押しかけたり怒鳴り込んだりする行為は非常に危険です。

口論や暴力沙汰に発展する可能性があるだけではなく、相手から「脅された」「嫌がらせを受けた」と逆に被害者として訴えられるリスクもあります。

感情的な直接交渉は、問題解決どころか新たなトラブルを生む原因になるため、控えたほうが賢明です。

相手をSNSやネット上で晒す

相手の行為に腹を立て、SNSや掲示板などで実名や住所、写真などの個人情報を公開する行為は、名誉毀損やプライバシー侵害に該当するおそれがあります。

たとえ加害行為が事実であっても、不特定多数に個人情報を拡散することは違法と判断される可能性があります。

「やり返したい」「泣き寝入りしたくない」という思いから、個人情報をSNSに投稿してしまう方が後を絶ちませんが、投稿内容が広く拡散されることで、逆に訴訟を起こされたり、損害賠償請求を受けたりすることも珍しくありません。

特に、近隣トラブルは生活圏内に相手が存在するため、感情的な行動は事態を悪化させる可能性が高いことを覚えておきましょう。

仕返しとして嫌がらせを行う

相手の嫌がらせに対抗して、同じような嫌がらせを返す行為は、問題を解決するどころか、かえって状況を悪化させるだけです。

「先にやったほうが悪い」という考えは法的には通用せず、報復行為は感情のぶつかり合いを激化させ、近隣トラブルがさらにエスカレートする原因となります。

場合によっては、嫌がらせを行った側として責任を問われる可能性もあります。

許せない気持ちを相手にぶつけるのではなく、記録を残し、第三者機関や専門家を通じて冷静に対処することが大切です。

証拠もないまま警察に何度も通報する

被害を受けている場合であっても、客観的な証拠がない状態で繰り返し警察に通報すると、「虚偽通報」「迷惑通報」と受け取られてしまうことがあります。

その結果、相談内容が深刻に受け止められにくくなり、今後の対応自体が難しくなることも少なくありません。

警察に相談する際は、日時・内容・被害状況などを記録し、写真や音声などの証拠を整理したうえで、冷静かつ具体的に伝えることが大切です。

近隣トラブルの予防策

ご近所との言い争い

日常生活の中で少し意識を変えるだけでも、近隣トラブルの芽を摘むことは可能です。

ここでは、誰でも今すぐ実践できる予防策をご紹介します。

住まいを購入・借りる前に確認すること

近隣トラブルを未然に防ぐためには、住まいを購入・賃貸契約する前の事前確認が非常に重要です。

物件そのものの条件に限らず、周辺環境や住民の様子にも目を向けることで、トラブルのリスクを大きく減らすことができます。

特に、次のポイントは必ずチェックしておきましょう。

  • 昼間だけではなく、夜間や早朝にも現地を訪れ、騒音の有無や人の出入り、周囲の雰囲気を確認する
  • ゴミ置き場や共用部分がきちんと管理されているか、荒れていないかを見ておく
  • 不動産会社や管理会社に、過去の近隣トラブルや騒音・苦情の有無について質問する
  • 生活音や住民の行動が、自分の生活スタイルと無理なく合いそうかを判断する

住まい選びの段階で周囲の環境や管理体制を確認しておくことが、後の近隣トラブルを防ぐ最も現実的で効果的な予防策だと言えるでしょう。

日常のマナーと配慮を心がける

近隣トラブルの多くは、生活習慣や価値観の違いから生まれます。

例えば、夜遅い時間帯のテレビや音楽の音量、ドアの開閉音、洗濯機や掃除機の使用時間など、音に関する配慮は特に重要です。

また、ゴミ出しのルールを守る、共用部分を清潔に使う、駐車や駐輪のマナーを守るといった基本的な行動も、トラブル防止につながります。

「迷惑をかけていないか」という視点を常に持っておくことが、良好な近隣関係を築く第一歩となります。

適度なコミュニケーションを保つ

普段から最低限のあいさつや会話を交わしておくことで、相手に対する警戒心や誤解を減らすことができます。

無理に親しくなる必要はありませんが、顔も名前も知らない相手よりも、軽く言葉を交わしたことのある相手の方がトラブルに発展しにくいため、適度な関係性を保つことが大切です。

トラブルの兆候を見逃さず、こまめに記録を取っておく

近隣トラブルは突然深刻化するのではなく、小さな違和感や不満が積み重なって起こることがほとんどです。

問題が軽いうちから状況を記録しておくことで、万が一大きなトラブルに発展した場合でも、周囲に対して正確かつ客観的に状況を伝えることができます。

特に、以下のような兆候が見られた場合は注意が必要です。

  • 挨拶をしても無視される、露骨に態度が冷たくなる
  • ゴミ出しや生活音について間接的な嫌味を言われる
  • 自宅周辺を頻繁にうろつかれる、監視されているように感じる
  • 郵便物や私物の位置が不自然に変えられている
  • 騒音や異臭が特定の時間帯に繰り返し発生する
  • 駐車場や自転車置き場でトラブルが続く
  • 張り紙や匿名の注意文が投函される
  • 些細なことで苦情やクレームを繰り返される

これらは一見すると偶然や誤解のように思えることもありますが、継続的に起きている場合はトラブルの前兆である可能性があります。

日時・場所・内容をメモや写真、動画などで記録しておくことが、後の相談や対応の際に大きな助けとなります。

近隣トラブルの相談先の選び方とその特徴

相談先の種類

近隣トラブルは内容や深刻度によって、適切な相談先が異なります。

問題の段階に応じて相談窓口を選ぶことで、無駄な対立を避け、スムーズな解決につなげることができます。

相談窓口1:管理会社や自治会・町内会

集合住宅や、地域内のルールに関わるトラブルに最も適した相談先です。

当事者同士が直接やり取りせずに、注意喚起や調整を行ってもらえる点がメリットになります。

比較的軽度な騒音や、マナー問題の初期対応として相談してみましょう。

相談窓口2:役所の生活課

役所の生活課は、生活環境や地域トラブルに関する一般的な相談を受け付けています。

中立的な立場から助言を受けられ、適切な相談先を紹介してもらえることもあります。

自治会・町内会に属していない場合の初動としても適しています。

相談窓口3:法テラスや弁護士

損害賠償や警告書の送付など、法的対応を検討する場合の相談先です。

証拠がそろっていれば、具体的な解決策のアドバイスや法的措置のサポートが期待できます。

法テラス(日本司法支援センター)は、国が設立した公的な法律支援機関で、経済的に余裕のない方でも法律相談を受けられるよう支援することを目的としています。

収入や資産が一定基準以下であれば、無料法律相談や弁護士費用の立替制度を利用できる場合があるため、「いきなり弁護士に依頼するのは不安」「費用面が心配」という方にとって、最初の相談窓口として利用しやすい存在と言えるでしょう。

一方、弁護士に直接相談する場合は、法的根拠に基づいた対応方針を具体的に示してもらえる点が大きなメリットです。

証拠をもとに、警告書の作成や交渉の代理、訴訟手続きまで一貫してサポートを受けることができます。

相談窓口4:ADR(裁判外紛争解決手続)機関

裁判をせずに、第三者が間に入って話し合いによる解決を目指します。

費用や時間の負担が比較的少なく、穏便な解決を希望する場合に向いています。

相手の同意や協力が必要になる点や、強制力がない点には注意が必要です。

相談窓口5:警察

脅迫、つきまとい、器物損壊など、身の危険を感じた場合には迷わず相談してください。

緊急性があるときはすぐに対応してもらえるのが特徴です。

しかし、近隣トラブルの多くは騒音や生活マナー、嫌がらせといった民事上の問題に該当するため、証拠がない場合や犯罪性が明確でない場合には、警察の介入が難しくなることも少なくありません。

これは「民事不介入の原則」と呼ばれる考え方に基づいています。

民事不介入の原則とは、「当事者同士の権利や義務に関わる争いについては、原則として警察は直接介入せず、裁判や話し合いによる解決に委ねる」という方針のことです。

警察の役割は、犯罪の捜査や公共の安全を守ることであり、個人間のトラブルすべてに対応できるわけではありません。

そのため、暴力や脅迫などの明確な犯罪行為が確認できない場合は、「注意や指導」にとどまり、継続的な対応が難しくなることがあります。

相談窓口6:探偵事務所

加害者の特定や、嫌がらせ行為の証拠収集を専門的に行うことができます。

探偵による記録や調査報告書は、警察や弁護士への相談資料として活用可能で、法的措置を見据える方や早期解決を目指す方の相談先としてもおすすめです。

近隣トラブルが長引く最大の原因は、「証拠がない」ことです。

誰がやっているのかわからない、警察や管理会社が動いてくれない――探偵事務所は、このように行き詰まった状況でも、専門的な調査によって事実を明らかにします。

第三者による客観的な証拠を確保することで、話し合いや法的対応を有利に進めることが可能となります。

近隣トラブルが長期化した場合のリスク

心配で外をのぞく人

近隣トラブルは放置しても、自然に解決することはほとんどありません。

むしろ時間が経つほど被害が拡大し、精神的な負担や生活への支障が大きくなっていく危険な問題です。

被害がエスカレートして身の危険を感じるようになる

最初は騒音や嫌がらせといった小さな問題であっても、次第に相手の行動が過激化するケースがあります。

つきまとい行為や脅迫、器物損壊などに発展すると、単なる近隣トラブルの域を超え、身の安全が脅かされる事態になりかねません。

恐怖心から外出や帰宅が困難になるなど、日常生活そのものに大きな支障をきたす可能性もあります。

心身が休まらず疲弊し続ける

トラブルが続く環境では、常に相手の行動を気にしながら生活することになり、自宅で安心して過ごせなくなります。

睡眠不足や強いストレスが蓄積し、不安感や抑うつ状態に陥る方も少なくありません。

このような精神的負担が長期間続くことで、仕事や家庭生活にも悪影響を及ぼし、心身ともに疲弊してしまうリスクがあります。

引っ越しを検討せざるを得なくなる

状況が改善されないままトラブルが続くと、「この場所では安心して暮らせない」と感じ、引っ越しを選択せざるを得なくなることもあります。

中には、加害者を避けるために遠方への転居や転職を決断する方も珍しくありません。

しかし、「念願の新築なのに」「まだローンが残っているのに」と我慢し続ける必要はありません。

問題を放置せず、早い段階で適切な対応を取ることが、被害の拡大を防ぎ、安心した生活を取り戻すために何より大切です。

近隣トラブルの調査を探偵事務所に相談するメリット

背中合わせ

近年、近隣トラブルの相談先として「探偵事務所」を選ぶ方が増えています。

証拠がない・相手を特定できないという場合でも、専門的な調査によって状況を客観的に把握できるため、「泣き寝入りしたくない」「絶対に解決したい」という方におすすめです。

ここでは、近隣トラブルで探偵事務所に相談するメリットを解説します。

近隣トラブル被害の証拠収集を行ってくれる

近隣トラブル解決の最大のポイントは、客観的な証拠を確保することです。

探偵事務所では、聞き込み・張り込み、尾行などを行い、嫌がらせや迷惑行為の実態を客観的に記録します。

具体的には、以下のような調査が可能です。

  • 嫌がらせや迷惑行為が発生する日時や頻度の特定
  • 迷惑行為の様子を写真・動画で記録
  • 専用機器を使用して騒音レベルを数値として測定
  • 加害者の行動パターンや関係性の確認

これらの情報は調査報告書としてまとめられます。

調査報告書は法的に有効なものになるため、警察や弁護士、管理会社への相談資料として活用できます。

個人で証拠を集めようとすると、相手に気づかれてトラブルが悪化したり、感情的なトラブルに発展したりするリスクがあります。

しかし探偵事務所であれば、合法的にトラブルの事実を記録できるため、安全かつ確実に証拠を押さえることが可能です。

加害者の特定も可能

近隣トラブルでは、加害者が特定できなければ、警察や管理会社も具体的な対応を取りにくくなります。

探偵事務所では、証拠収集と周囲の状況を総合的に分析することで、嫌がらせ行為を行っている人物を特定することが可能です。

トラブルの相手が明確になることで、管理会社や警察、弁護士への相談もスムーズになり、問題解決に向けた具体的な対応を進めやすくなります。

具体的な再犯防止策のアドバイスがもらえる

探偵事務所の調査結果をもとに、トラブルが再発しないための具体的な対策についてもアドバイスを受けることができます。

例えば、相手にどのような形で事実を伝えるべきか、管理会社や警察に提出する際の手順、今後同様の被害を防ぐための行動指針など、具体的な助言が得られます。

法的措置のサポートでスムーズに解決

近隣トラブルに強い弁護士と連携している探偵事務所であれば、調査から法的対応まで一貫した支援を受けることができます。

証拠収集と法律相談を同時に進められるため、手続きがスムーズになり、早期解決につながりやすい点が大きなメリットです。

近隣トラブルの相談は早いほど有利!当探偵事務所にご相談ください

インターフォンで対応

近隣トラブルは、時間が経つほど被害が日常化し、解決が難しくなる傾向があります。

「嫌がらせが続いている」「相談したが解決できない」とお困りの場合は、当探偵事務所にご相談ください。

当探偵事務所では、嫌がらせ行為の実態調査や証拠収集、警察・弁護士との連携など、問題解決に向けたサポートを行っています。

24時間365日、LINE・メール・電話・お問い合わせフォームにて無料相談を受け付けています。

ひとりで抱え込まず、専門家の力を借りることで、状況は大きく前進します。

小さな違和感の段階でも構いませんので、まずはお気軽にご相談ください。

執筆/監修者:山内 和也

2026年2月4日

探偵調査歴20年。国内外の潜入調査、信用に関する問題、迷惑行為、企業や個人生活での男女間のトラブルなど、多岐にわたる問題を解決してきました。豊富な経験と実績を基に、ウェブサイトの内容監修や執筆も行っています。