スマホを見る女性の後ろ姿

「突然、友だちと連絡がとれなくなった……」

「なにかしてしまったなら謝りたい」「悩みがあるなら寄り添いたい」といった心配や不安、「約束を破った理由を知りたい」「お金を返してほしい」といった戸惑いやいら立ちを感じながらも、どうやって探し出したらいいかわからず、困っている方も多いはず。

なにもすることができず、時間だけが過ぎてしまっている人もいるのではないでしょうか。

この記事では「音信不通になってしまった友だちを探す方法」や「探偵の人探しの方法」について詳しく解説していきます。

音信不通になる原因

人の足元

友だちと突然連絡がつかなくなると、なにが起きたのかわからず、不安や混乱に襲われるものです。

実際には、やむを得ない事情がある場合もあれば、意図的に距離を置いていることもあります。

まずは、どのような原因が考えられるのか整理してみましょう。

  • 多忙
  • 連絡先の紛失
  • スマホの故障・紛失
  • 病気・入院
  • 家出・失踪
  • 事件・事故
  • 災害
  • トラブルからの逃走
  • 人間関係のリセット
  • 意図して避けている
  • 亡くなっている

原因を絞ることで、捜索の道筋が立てやすくなります。

直前の友だちの様子や連絡を思い返しながら、心当たりを考えてみてください。

友だちが音信不通になったときの対処法

対処法の文字

突然の音信不通に、どのように対応すればよいかわからず、戸惑う方も多いでしょう。

ここから、音信不通の相手に対して、確認すべきことや試すべき方法を順を追って紹介します。

できることをひとつずつ整理し、適切な対処をするための参考にしてください。

家族や共通の友だちに連絡する

音信不通になってしまったとき、家族や共通の知人に連絡をとることで、手早く、安否や居場所の確認ができる可能性があります。

場合によっては、結婚や引っ越し・入院・退職・転勤などの事情が明らかになることもあります。

無断での聞き込みや詮索は、トラブルを招く可能性があるため、事情を丁寧に説明し、相手のプライバシーや信頼関係を損なわないよう慎重に接しましょう。

※ただし、過度な詮索をすると、ストーカー規制法違反やプライバシーの侵害とみなされる恐れがあるため注意が必要です。

職場に連絡する

勤務先に連絡し、在籍状況や就業状況を確認するのもひとつの方法です。

無断で仕事を休んでいる、突然仕事を辞めた、といった情報が得られるかもしれません。

※ただし、個人情報保護の観点から、企業が詳細を教えてくれない可能性もあります。また、勤務先への過度な連絡や押しかけ行為は、業務妨害とみなされることもあるため、気をつけましょう。

自宅や行きつけの店に行く

本人の自宅、よく利用していたお店や施設を尋ねることで、最近の出入り状況や生活の気配を確認できます。

郵便受けの状態・表札・電気メーターの動きから、現在も居住しているのかどうかを知ることができるでしょう。

また、近隣住民や店員から、最近の様子や最後に見かけたときのことなど、情報が得られる可能性もあります。

※ただし、許可なく敷地に立ち入る行為や、第三者にしつこく聞き回る行動は、住居侵入罪や迷惑防止条例違反にあたる可能性があります。また、本人が「探してほしくない」と思っている場合、捜索していることが知られると、ますます見つけ出すことが難しくなるため、行動には細心の注意を払いましょう。

インターネットで情報を集める

SNS(Instagram・X・Facebookなど)やブログ、検索サイトを活用することで、最新の動向を把握できることがあります。

最後の投稿日、発信内容、人間関係などから、心境やトラブルに巻き込まれた可能性を探ることもできます。

また突然、鍵アカウントや削除済みアカウントになっていた場合や、ブロックされた様子がある場合は、意図的に接触を絶っている可能性が出てきます。

※ただし、SNSや掲示板などで、本人の名前や住所といった個人情報を晒して探し出すと、個人情保護法などに抵触する可能性があるため、情報収集の仕方には気をつけましょう。

住民票を調べる

氏名・生年月日・旧住所などの情報がそろっていれば、正当な理由のもとで住民票の写しを請求できる場合があります。

主に、「現在の住所」「転居履歴」「婚姻歴」などが確認でき、居場所の手がかりになります。

※ただし、第三者が請求するには、金銭トラブルや法的手続きなど「具体的な利害関係があること」を証明する必要があります。虚偽の申請をすると、刑法上の虚偽公文書作成・行使の罪に問われる可能性があるので、必要な場合は弁護士や探偵に相談し、正式な手段を検討しましょう。

警察に相談する

事件性や緊急性が高いと判断される場合は、速やかに最寄りの警察署へ相談しましょう。

「行方不明者届(捜索願)」が受理されれば、警察が情報照会や捜索に乗り出す可能性があります。

相談時には、本人の顔や体型がわかる写真を持参したり、最後に連絡がとれた日時や状況を整理したりしておくとスムーズです。

※ただし、行方不明者届は、家族や親族・恋人・同居人・雇用者など条件を満たした人でなければ提出することができないため、協力を仰ぐ必要があります。また、成人が自らの意思で連絡を絶っている場合、積極的な捜査は難しいケースも多いです。

探偵に調査を依頼する

自力での調査が思うように進まない場合や、警察が動いてくれない場合には、探偵に調査依頼をするのもひとつの選択肢です。

探偵は、聞き込み・尾行・張り込み・デジタル調査などを用い、法の範囲内で情報収集を行ないます。

事前情報が少ない場合でも、徹底した調査で行方を探し出します。

探偵による人探しの方法

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音信不通の友だちを探すうえで、自力の調査に限界を感じるケースも少なくありません。

探偵は、専門的な技術と調査ネットワークを駆使して、行方や音信不通になった理由を詳しく調査していきます。

ここでは、実際に人探しの際に用いられる代表的な調査方法を紹介していきます。

探偵への調査を検討する際、ぜひ参考にしてください。

聞き込み調査

調査対象者の関係者や立ち寄り先などに対して、周囲に配慮しながら情報収集を行います。

いつ頃まで見かけていたか、どこに向かっていたか、最近の様子に変化があったかなど、身元を明かさず、生の証言を集めます。

自然な形で調査対象者に関する情報を引き出すため、周囲に怪しまれたり、調査対象者に行方を追っていることを知られたりする心配はありません。

専門技術を持つ探偵ならではの調査方法です。

尾行・張り込み調査

ご依頼者からの事前情報により、調査対象者の行動パターンがある程度把握できている場合は、尾行や張り込みによって所在や生活状況の把握を行います。

職場や住居周辺に潜み、現在の居住地・通勤ルート・現在の交友関係を徹底調査します。

この時点で、現在の暮らしや音信不通になった理由が明らかになるケースも多いです。

金銭トラブルや法的手続きが絡む依頼の場合、調査対象者の経済状況・借金返済の意志や逃亡の恐れの有無について調べ、証拠を得ることも可能です。

※探偵の調査は「探偵業法」にのっとって行うため、法に触れることはありません。リスクを抑えつつ、確実な調査結果・証拠を得ることが可能です。

住民票・戸籍の調査

弁護士などの専門家と連携し、住民票や戸籍の附票を調査することもあります。

引っ越しの有無や新住所・過去の転居履歴が明らかになれば、早急にしかるべき法的措置にとりかかることができます。

法的に許可された方法を用い、専門家との連携によって調査を進めていくので、ご安心ください。

SNS・ネットの情報収集

SNSやインターネットを調査し、調査対象者の投稿履歴や交友関係を分析します。

独自の検索ノウハウを用い、アカウントの特定や関連アカウントの割り出しも可能です。

周囲との連絡は絶っていても、SNSやインターネット上に痕跡が残されているケースは多いです。

最近の行動パターン・同行している人間・心理状態のヒントなどが見える場合もあり、大きな手がかりを得られることも少なくありません。

データベースの調査

インターネット上や一般に公開されているデータベースを徹底調査し、必要な情報を収集・分析します。

データベースの例:
・官報、裁判記録
・登記、自己破産手続き
・地元新聞、地域ポータル、掲示板、迷子安否情報
・イベント出演歴、セミナー登壇歴

現在の居場所・音信不通となった原因を明らかにするのに、効果的な方法です。

自宅・職場の防犯カメラの解析

調査対象者の家族や勤務先に協力を要請し防犯カメラ映像を収集したり、ご依頼者所有の防犯カメラ映像の解析を行ったりし、調査対象者の足取りを追います。

外出日時・外出時の服装や持ち物・移動経路や立ち寄り先を特定できるケースも多く、大きな手がかりとなり得ます。

行方がわからない場合は、防犯カメラ映像をもとに、チラシやポスターを作成して情報収集を行なうこともあります。

探偵に依頼したほうがいいケース

caseの文字

友だちと連絡がつかなくなって不安になったとき、「なにかおかしい」と感じながらも、どこまで踏み込んでいいのかわからず、行動を起こせない方は多いものです。

ですが、そのまま放置すれば、音信不通になった理由がわからないまま疎遠になったり、友だちがトラブルに巻き込まれたままになったりする可能性もあります。

以下のようなケースに当てはまる場合は、調査のプロへの依頼を検討することをおすすめします。

誰も行方がわからない

家族・友だち・勤務先など、誰に聞いても行方がわからず連絡がとれない場合は、失踪、もしくは事件や事故に巻き込まれた可能性が高まります。

特に、住居を解約していたり、無断欠勤していたりする場合、自力で探そうとしても手がかりがつかめないケースが多いです。

音信不通になっただけでなく、行方の情報さえ得られないときには、できるだけ早く調査のプロに依頼しましょう。

音信不通になってから時間が経っている

音信不通になってから時間が経つほど、状況の把握は困難になり、情報の鮮度も落ちていきます。

目撃情報や交友関係、足取りやインターネット上の痕跡も、時間の経過とともに消えてしまうことが多いです。

一度見つけ損ねると、その後の足取りが完全に絶たれ、最悪の状況を招く可能性もあります。

調査の早期着手が鍵を握るため、違和感を見逃さず、すぐに相談することが大事です。

金銭の貸し借りや契約などのトラブルがある

お金を貸したまま連絡がとれなくなった、共有名義の契約があるなど、法律上のトラブルを含むケースは注意が必要です。

返済を踏み倒すつもりでいたり、意図的に逃げたりしている可能性も否めません。

内容証明や裁判の手続きなど法的措置を進めるためには、相手の所在確認が必須です。

探偵は、弁護士とも連携をしながら、必要な情報や証拠を収集することができます。

法的トラブルを抱えている場合は、自力で対処しようとせず、プロの力を借りましょう。

精神的に不安定だった

「最近落ち込んでいた」「最後に意味深な連絡がきた」など、不穏な言動があった場合は緊急性が高いです。

事件や自殺の可能性も否定できず、一刻も早く安否を確認することが求められます。

こういった状況は、警察が動いてくれることもありますが、「証拠がないと難しい」と判断されるケースも少なくありません。

当事務所では、緊急対応が可能な体制を整えているため、安心してご相談ください。

警察が動いてくれない

成人が音信不通になっても、「事件性がない」「自分の意思で連絡を絶っている/行方をくらませている」と判断されると、警察が動かないこともあります。

特に、友だちや知人といった第三者からの届出は、受理されないことも珍しくありません。

その間に事態が悪化してしまう可能性もあるため、早急な対応が必要です。

当事務所では、事件性がないと判断された案件も対応可能です。

必要であれば、警察との連携も視野に入れて調査を進めていきます。

海外に渡った可能性がある

出国していたり、海外でトラブルに巻き込まれていたりする場合は、家族や友人が直接調べるのは非常に困難です。

当事務所では、海外の支店や独自の調査ネットワークと連携し、現地での所在確認・聞き込み・滞在状況の確認など、海外調査が可能です。

国や地域によっては、独自の法律や情報保護制度があり、安易に調べようと踏み込むと、法に触れて罰せられる可能性もあります。

また、素人が調べるには危険な地域もあるため、個人で無理に調べるのではなく、プロに任せたほうがいいでしょう。

当事務所に寄せられた相談事例

メモに事例の文字

実際に当事務所に寄せられたご相談を紹介します。

「この程度で相談していいのかな」「みんなどんな相談してるんだろう」と悩んでいる方に参考になる内容です。

CASE1:何でも話せる友だちだったのに…(30代女性)

相談内容:
「長年仲良くしていた友人と突然連絡が取れなくなり、不安で仕方がありません。ラインは既読にならないし、電話もつながらず、心配になって職場に問い合わせたところ、すでに退職済みと言われてしまいました。家も退去したようで、どこにいるか心配です。」

調査結果とその後:
現地での聞き込み調査・SNS分析・過去の居住歴の洗い出しなどを行った結果、調査対象者は別の都道府県に引っ越し、新しい生活をしていることが判明。本人の意思による「人間関係のリセット」だったことがわかった。ご依頼者には調査結果を報告し、本人が過去と決別し、新しい生活を望んでいることをお伝えした。ご依頼者は少しショックをうけたご様子でしたが、無事でよかったと安堵された。

CASE2:約束の場所に来なかった(20代女性)

相談事例:
「会う約束をしていたのに、友だちが待ち合わせ場所に来なかった。直前まで連絡をとっていたのに、突然ラインもSNSも既読にならなくなって、事件とか事故に巻き込まれたんじゃないかって不安です。約束の日から眠れない毎日が続いています。調べてもらえますか?」

調査結果とその後:
調査対象者の居住地域での聞き込み・張り込みを実施。また、最寄り駅周辺や勤務先付近の立ち寄り先を徹底的に確認した結果、調査対象者は精神的に不安定な状況で、一時的に療養のため実家に戻っていたことがわかった。ご依頼者には、相手の安否が確認できたことを第一に報告。連絡がつかなくなった理由について説明したところ、手紙を渡したいとのことで調査対象者のご家族に連絡を入れ、受け取ってもらった。元気になるのを待って、また一緒に出かけたいとおっしゃっていた。

CASE3:お金を貸していた友人が姿を消した(40代男性)

相談事例:
「友人に数十万円を貸したが、返済日直前から連絡がとれなくなってしまいました。口約束ではあるものの、メールにて返す意思は何度も示されていたため、突然の音信不通に強い不信感を抱いており、今は法的措置も検討しています。居場所と生活の状況について調べてほしいです。」

調査結果とその後:
調査対象者の居住先・勤務先を調査したところ、退職・転居を繰り返し、生活がかなり不安定な状態であることが判明。 SNS上では別名で活動しており、複数の知人との間で金銭トラブルを起こしていたことがわかった。ご依頼者には、証拠となる情報を「調査報告書」として文書化し提供。ご依頼者は、当事務所が紹介した弁護士に相談し、法的措置をとることにした。ご依頼者は感情的になる前に相談してよかったと話されていた。

友だちを探したいときは当事務所にご相談ください!

キーボードとスマホとペン、ノートに相談の文字

大切な友だちがいなくなったとき、不安や疑問・怒りが入り混じるのは当然のことです。

しかし、自力で探そうとしても限界があり、行動するほど不安が募ってしまう方も少なくありません。

私たちは、ご依頼者の不安に寄り添いながら、専門知識と豊富な経験を活かして、事実を明らかにするために全力でサポートいたします。

どんな小さな違和感でも構いませんので、「おかしい」と感じた時点でご相談ください。

人探しに関するご相談やお見積りは初回無料で承っております。

お問い合わせフォーム・メール・ライン・電話にて24時間365日ご相談いただけます。

ぜひお気軽にご連絡ください。

執筆/監修者:山内 和也

2025年9月10日

探偵調査歴20年。国内外の潜入調査、信用に関する問題、迷惑行為、企業や個人生活での男女間のトラブルなど、多岐にわたる問題を解決してきました。豊富な経験と実績を基に、ウェブサイトの内容監修や執筆も行っています。