
結婚は「愛」だけでなく「信頼」で成り立つ人生の大きな岐路です。
現代社会では、交際中に見えにくい相手の本当の姿が結婚後に明らかになり、大きな後悔やトラブル、さらには離婚へとつながるケースが増えています。
このような結婚後のトラブルを未然に防ぎ、安心して新しい人生を歩み始めるために注目されているのが、結婚信用調査です。
この調査は、相手を疑うためではなく「安心して前に進むため」の重要な手段となります。
本記事では、結婚信用調査が何を明らかにするのか、その実態をくわしく解説していきます。
※当探偵事務所では、違法調査および、差別につながる調査は行っておりません。
結婚信用調査とは
結婚信用調査とは結婚前に行う信用調査のことで、パートナーの本当の姿や、過去の信用状況を客観的に確認するために利用されます。
本章では、結婚信用調査の実態を解説していきます。
結婚信用調査でわかること
借金や金銭トラブルの有無。
外食や買い物の頻度、乗っている車種や持ち物、立ち寄るお店のレベルなどから、お金の使い方に不自然な部分がないかを明らかに。
また、資産の所有状況、遺産相続などの金銭的な問題がないかということも確認可能です。
会社での働きぶり、ポジション、上司や同僚からの客観的な評判、会社の安定性や将来性などが判明します。
そして、学歴や職歴、資格・免許の詐称の有無も確認します。
両親の健在有無、兄弟の有無、居住地、婚姻歴、子どもの有無といった家族構成を調査します。
家族の評判や家庭環境、信仰している宗教、反社会的勢力との関わりがないかなども確認可能です。
親しい友人関係、周囲からの評判、特定の異性との親密な関係やホテルへの出入りの有無などを明らかにします。
浮気相手の有無、既婚者であるかどうかの確認もとれます。
前科、犯罪歴、過去の離婚原因(暴力、ギャンブルなど)、自己破産歴、悪い噂の真実を確かめることができます。
持病の有無、精神疾患の有無、定期的な通院の有無などの確認が可能です。
日常的な行動、休日の過ごし方、立ち寄る場所、お金の使い方なども調査可能です。
また、SNSやネット上での発言や風評も見逃すことはできません。
結婚信用調査を行うメリット
結婚後に発覚する可能性のあるトラブル・問題を事前に把握し、深刻なダメージを回避できます。
浪費癖や、過去の犯罪歴など、人が隠したがる情報も明らかにします。
相手の言動に不信感があったとしても、信じたいという主観が入ってしまい、自力での調査では客観的にとらえることが難しいでしょう。
しかし、探偵による結婚信用調査であれば、本人の話だけでは見抜けない本当の姿を明らかにできます。
「この人で本当にいいのか」「何か隠していることがあるのではないか」といった漠然とした不安や疑問、違和感を解消し、清々しく自分の人生を歩み始めるための手段となります。
結婚という大きな決断に際して、相手のことをしっかりと信頼した状態で臨むことができるのです。
結婚信用調査を行った方が良いケース
結婚信用調査を行った方が良いケースはさまざまですが、今回は代表的な3つのケースをお伝えします。
後述するような兆候があるときは要注意です。
相手が秘密主義である
恋人が、家族や仕事のことを明かしたがらない、パーソナルな部分を話してくれないといった場合です。
疑いたくない気持ちは次第に大きくなり、あなたをむしばんでいきます。
事実を確かめることで、その憂いを払拭しましょう。
婚約に消極的である
結婚の約束に消極的な様子でいる相手を、不安に思うのは当然のことです。
相手が何を考え、どういった状況にあるのか把握することで、その不安が晴れるかもしれません。
また、金銭のことになると話をはぐらかされるといった言動も注意が必要です。
金銭の要求をされている
どれだけ親しい仲でも、金銭の要求をされては、不信感が募ります。
相手を助けてあげたいという気持ちと、なぜお金を貸さなければならないのだろうという、相反する気持ちに挟まれてしまいます。
本当に金銭が必要な状況に追い詰められているのか、そもそも返す見込みはあるのかということを確かめることが、相手を信頼するための第一歩です。
自力で調査を行うリスク
自分の力だけで、前述したような事柄を調べるには多くのリスクが伴います。
ここでは、そのリスクについて、お伝えしていきます。
相手からの信頼を失うおそれがある
自身で調査する場合、相手に顔が知られているため、変装や複数人での交代といった工夫ができません。
そのため、秘密裏に行った調査が相手にバレる可能性があります。
最悪の場合、相手は裏切られたと感じ、信頼関係を失ってしまう可能性もあります。
職場や家族に悪い評判がたつ
職場や家族、友人・知人への聞き込み調査を自力で行う際、真剣に質問するあまり、結婚信用調査をしていることが、聞き込みをしている相手に気づかれてしまうことも。
その結果、婚約者との間に十分な信頼関係が築けていない、あるいは条件次第で結婚を決める計算高い人だという印象を婚約者の周囲の人々に与えてしまう可能性があります。
これは、結婚後の人間関係に悪影響を及ぼすこともあるでしょう。
結婚信用調査でよくあるご質問
結婚は人生の岐路にあたるため、慎重になるのも当然のことです。
また、結婚信用調査に踏み切るのにも、心配事や、疑問点などあるかと思います。
そこで本章では、結婚信用調査についてよくあるご質問にお答えします。
Q.1結婚する孫に内緒で調査してくれますか?
内密に調査することが可能です。
プロの探偵は合法的な手段で、対象者にバレないよう慎重に調査を進める技術を持っています。
Q.2結婚信用調査の費用はどれくらいですか?
調査費用は、調べる範囲、日数によって、大きく変動します。
費用に影響を与えるのは、以下のような点です。
- 調査項目や内容の多さ
- 調査対象の人数
- ご依頼者から提供していただける情報の詳細度
Q.3結婚を来年にひかえているのですが、調査の期間はどれほどですか?
調査期間は、調べる項目によって変わります。
また、提供していただく情報の量が多いと、効率の良い調査プランをたてることが可能になります。
結婚信用調査の事例
当事務所では、さまざまな結婚信用調査を行った実績があります。
数多くある実績のうちの3つの事例をご紹介します。
事例①マッチングアプリで出会った恋人の素性が知りたい
半年前にマッチングアプリで出会った男性と、結婚することになりました。ただ、彼はあまり自分のことを語らない主義のようで、仕事の話をしてくれません。彼の友人を紹介されたこともなく、少し不安です。疑っているわけではないのですが、晴れ晴れとした結婚式をむかえるために、調査を依頼しました。
対象者の身辺調査を行ったところ、彼がご依頼者に伝えていた職場とは違う職に就いていることが判明しました。深く調べていくと、恋人にかっこよく思われたかったが故の嘘だったこともわかりました。ご依頼者は悪意なき嘘だったことにホッとし、これからはもう嘘をつかないという約束を取り付け、手打ちにしたということです。
事例②結婚準備の資金をたてかえてほしいと言われた
彼女と結婚を考えているのですが、「結婚資金はたてかえてほしい。あとで返すから」と言われ、踏ん切りがつきません。彼女に限ってそんな、と思う気持ちはあるのですが、調べてほしいです。
ご依頼者の彼女は結婚詐欺師でした。ほかの男性とも交際をし、結婚をほのめかしたところで金銭を要求するという手口です。ご依頼者は騙されていたことに深く傷ついていましたが、金銭を失う前でよかったと前向きにとらえているようです。
事例③息子の婚約者のことを調べてほしい
一人息子が婚約者を紹介してくれました。ただ、交際期間が短いようなので、大丈夫かなと思っています。くれぐれも息子にもその婚約者の方にも、不審に思われないように調べていただきたいです。
聞き込み調査を行ったところ、婚約者の方は特に金銭トラブルや対人トラブルもなく、むしろ評判のいい人物であることが判明しました。ご依頼者はホッと胸をなでおろし、周囲の人々にも愛されている方なら大丈夫と、結婚を応援することにしました。
結婚信用調査を行いたい場合はぜひ一度ご相談ください
結婚信用調査は、安心して結婚生活を送るための自己防衛手段として注目されています。
恋愛感情が強い時期には見えにくい相手の「本当の姿」を確認することは、将来的な金銭トラブル、異性問題、家族間の問題、または経歴詐称といった深刻な事態を未然に防ぐことにつながります。
結婚信用調査は、相手を疑うためだけではなく、二人の関係を確かな「事実」に基づいて、より強固なものにするための手段です。
不安や疑問を抱えたまま結婚するのではなく、プロの力を借りてそれらを解消し、清々しい気持ちで自分の人生を歩むための選択肢として検討してみてください。